眠れないね、本当。
だから、今日はある人のことを書こうと思う。
ひとりごとみたいなものなので、
読んでも読まないでも結構です、はい。
僕には、放っておけない人がいる。
ひとりだけ。
この人は、体が、心が重くても、
不調でも何かをしなければと頑張ってしまう人。
不器用なのかな。
頑張り屋さんなのかな。
そして、周りには、僕にはすごく優しいくせに、
自分にはすごく真面目で厳しい。
もっと気を抜けばいいのにってくらい。
僕はその人を何度も傷つけた。
僕の身勝手な判断で。
それでも、僕に優しい言葉を投げかけてくれて。
許してくれたのかどうかはわからない。
でもきっと、すごく優しい人間なんだ。
僕なんかより、ずっと。
何度も、救われた。
ひとことひとことが、特別だったんだ。
だからこそ、少し怖い。
その人が傷ついた時、僕はその人にどんな言葉を投げかけることができるだろう。
そしてその言葉で、
その人の傷は少しでも楽になってくれるだろうか。
ならないな、多分。
きっと笑って、
大丈夫です、ありがとうございます。
そう言ってまた布団にこもるんだ。
その人が傷ついた時、
何か行動しなきゃいられない。
そんな心になってしまったよ。
見守ってないと、不安なんだよ。
生きていてほしい。
何があっても。
その暗闇の道の中で、
僕が邪魔な石や枝を退かすことができたとしたら。
それ以上の幸せはない。
ほんと、それ以上はない。
それ以上はないのだ。
と、思っていた。
でも、いつの間にか感情は変わっていった。
本当に、単純。
ずっと一緒にいられたらなんて、
手を繋げたらなんて、
バカなこと考えてんじゃねーよ。
身分不相応なんだよ。
何もできないお前が、
一緒にいられるわけねーだろ。
手なんて繋げるわけねーだろ。
本当に、バカだよ。
だから、
この愛おしい距離のまま、
また明日、どうか笑顔で、やりとりできたらいいな。
って書いてて、
少し悲しくなって、泣いた。
「あなたの横に わたしのカケラ ひとつだけ 残しても 良いですか?」