休みが始まったばかりの頃はあまり考えなかった。
でも日付けが進んでいくたびに考える頻度が増していった。
きっとこの先もそうだろう。
未来という名の暗闇、不安。
考えるだけで潰されそうになる。
死にたくもなる。
だからあまり考えない。
逃げる。
逃げて逃げて逃げる。
そして、今を精一杯生きる。
今の僕には、僕を大切に思ってくれる人がたくさんいる。
それに約束もした。
必ず一人だけでいなくならないと。
今まで地べた這いつくばって必死こいて生きてきたんだ。
こんなところで終わらせてたまるか。
こんなところで大切な人を泣かせてたまるか。
先のことなんて知るか。
今を精一杯生きてやる。
何が何でも生き抜いてやる。
こんな世界で笑える日まで。