2の続きです。
僕は3月、少しだけど穏やかに過ごしていた。
学校がないと、こんなにも心が穏やかなのか。
そう思った。
でも休みはあっという間に来てしまう。
だけど、今度みたいなミスはしない。
少し学校を休んでも、この高校を卒業してやると。
だが、病気のやつにそんな力はない。
4月からいきなり休み、
5月と休む頻度が増えてきて、
6月は完全不登校になった。
辛いのは帰り道。
電車を乗り継いで高校に向かうんだけど、
それができずに帰ってきてしまう。
帰ってきても母は無言。
そしてある日言われた。
「あなたが学校行かないせいで、私たちまで変な目で見られるでしょ!!!」って。
人生で一番ショックだった瞬間かもしれない。
母は自分よりも周りの目を気にしていたのだから。
父が帰宅し、すぐに母を僕の部屋に連れてきて、
「くろ、本当にごめん。許されないことをした。本当にごめん。」
母も泣きながら「ごめんなさい...!ごめんなさい...!」と言っていて、
僕は思わず「もう、いいわ」と言った。
涙が止まらなかった。
6月からは、どうにか僕を学校に行かそうと、
父の車で送迎することになった。
それでも結局通えなかった。
やっぱり辛い。
帰ってきて、布団にこもって、
死にたい死にたいって。
もう本当に死にたかった。
でも、7月、僕は学校に行った。
僕にどうしても欲しいものがあって、
学校に行ったらこれを買っていいよと言われ、
学校に無理やり登校した。
そこで、7月は割と順調に通うことができた。
夏休みも補講はあったけど、穏やかだった。
だが、悪魔の日がやってくる。
8月31日。
夜、僕はパニックになり、薬をがぶ飲みしようとしたところを両親に見つかり、
学校を休まされた。
そして、翌日病院で来年の3月まで休学ということになったのである。
それでは今日はこの辺で。