それはとても晴れた日で。。。

未来なんていらないと想ってた、うつと戦う18歳のブログ。

14歳の君へ。

 

 

 

落ちかけた紅の太陽に

学校帰りのなで肩が

寂しくゆらゆら揺れている

いつも一人ぼっちの君は

下を向いて自信なさげに

どこか申し訳なさそうに生きているね

くしゃくしゃくせ毛の猫背に一重の目

勉強運動見た目エトセトラ

キラキラ輝いてる奴いっぱいいるよな

だけど自分には何もないって

もうやってられねえよなこんな日々

気安く話しかけんなよって目をしてるな

そういうとこだよわかるけどさ

この言葉はいつかとびきり笑えるものになるだろう

今はムカつくだろうけどな

でも俺は

あえて14歳の君にこの言葉を捧ぐ

 

 

 

大人の言ってることなんてわけわかんねえよな

「将来のために勉強しなさい」って

未来のことなんてわかるわけねえよな

聞いてるフリして全部ゴミ箱に捨てちまおうぜ

本を読むのもいいけれど

そんなことより

密かに気にしてるあの子のこと考えようぜ

それが生きるために今一番大切なことなんだぜ

多分な

 

 

 

 

君は大人になりたくて

早くここから出たくてうずうずしてるよな

自分はこんなもんじゃないって

絶対広い世界に出てやるって

バカヤロー

最高だよ君のそういうところ

大人は狂ったように叫ぶだろうが

思いっきり走っちまえよ

つまらない大人にはなるまいって思ってるんだろ

じゃあつまらない大人の言うこと聞いてても仕方がないぜ

まあ俺の言うこと聞いててもロクな奴にはならねえが

 

 

それはそうと

ブラックコーヒーってめっちゃ苦いよな

飲めるとなんか男っぽいよな

鏡の前で髪の毛遊ばせたくなるよな

ポッケに手を突っ込んで歩きたくなるよな

そのくせ朝の占いとかやけに気にしちゃうよな

密かに気にしてるあの子のことが頭から離れないよな

それが生きるために今一番大切なことなんだぜ

多分な

 

 

 

君のことを全部知ってるような口だけど

実は君のことなんてほとんど知らないんだ

でも俺は

あえて14歳の君にこの言葉を捧ぐ

 

 

 

 

ぶっ殴ってやりたいくらい嫌いな人間もいるよな

せめてそいつよりマシな人間になれ

泥だらけで頑張ってる君がかっこいいんだぜ

往生際の悪い頑固なところが

きっとあの子を振り向かせるんだぜ

だから君は君がやりたいことを

バカ笑いしてやってればいいんだぜ

きっとあの子を振り向かせるんだぜ

それが生きるために今一番

絶対に大切なことなんだぜ