もっと強くなりたい。
あなたを支えられるくらい。
今の僕は、あなたの話を聞くことしかできない。
そんなあなたに僕は「俺も辛い」と伝えてしまった。
あなたの方がよっぽど辛いのに。
もっと強くなって、迷うことなくあなたと手を繋ぎ、
どんな困難も乗り越えていきたい。
いつも迷ってしまう。
僕のするべきこと、できること。
傍観という選択に納得できない自分がいる。
それがベストだとしても。
僕の言葉では、あなたは止められない。
だから黙って、あなたが堕ちていくのを見ていくことしかできない。
僕は心が狭い。
あなたが誰か男の人と楽しそうに笑っていると、不安になってしまう。
こんな自分、捨てられてしまうのではないかと。
あなたには笑っていて欲しいのに。
わかってるはずなんだけど。。。
いっそのこと、自分だけの女性になればいいのに。
我ながら気持ち悪い。
僕がいつも隣にいれば、
あなたが楽しい時は一緒に笑える。
あなたが辛い時は抱きしめることができる。
あなたが家を出ようとした時は、その腕を掴むことができる。
でも今の僕にそんな力はない。
だから、せめて支えたいと思うんだ。
もっと、もっと、もっと、
強くなりたい。
あなたにいくら罵倒されようと、嘆かれようと、
それを受け止めるだけの強さが欲しい。
もっと、強くなりたい。