それはとても晴れた日で。。。

未来なんていらないと想ってた、うつと戦う18歳のブログ。

岡まこと アンデッドフィロソフィー 感想文。

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岡まことの新譜「アンデッドフィロソフィー」を聴いた。

岡さん曰く「今まで使ってきた中で最高傑作」と謳っていたので、

今日が来るのをとても楽しみにしていた。

元々こんな感想文なんか書くつもりはなかったのだけど、

この心を記しておこうと思う。

アーティストによって、よく使う言葉や表現ってあると思う。

例えば米津玄師さんだったら「遠く」や「どこか」が個人的に印象的だ。

岡さんは「手遅れ」という言葉をよく使う。

それは、僕も共感できる。

自分のコンプレックスはもちろんのこと、

他人から意味もなく否定されて、

傷ついて、

「もう期待なんてしない」と塞ぎ込む。

でも僕は結局、

誰かの優しさがないと生きていけない人間なのだ。

だからどこかで期待をしてしまう。

そしてまた傷ついて、

塞ぎ込んでの繰り返し。

これはもう一生変わらないのかななんて思う。

人間生きていれば変わるものもたくさんあるだろうけど、

良くも悪くも変わらないものもあるはずだから。

岡さんにも、

僕と似たような部分があるのではないかと、

勝手に想像をしている。

人が怖くてたまらない。

優しさを疑ってしまう。

裏切られるのが怖いから。

「同じことだけ言っていたら、歳だけ食って説教臭くて」

と彼は歌う。

僕は、歳を食っても同じことを言える彼を尊敬する。

彼は「俺は同じことしか言えない人間なんだ」と言いそうだが。

そんな彼の、

敏感で、臆病で、不器用な歌の中にも、

小さな希望が散りばめられている。

「君」という存在。

彼が心から愛している人なのだろう。

僕にも今、愛する人がいるからよくわかる。

いつかは石ころに変わるようなものでも、

今は確かな輝きを帯びた宝石なんだ。

彼はこれからも歌い続けるだろう。

敏感で、臆病で、不器用。

その中に、希望と優しさをひとさじ含みながら。

彼のことを知る人は数少ないだろうが、

数少ない中の、

心を動かされたうちの一人がここにいるということを、

僕は声を大にして言いたい。

岡まことというアーティストを、

これからも心から応援しよう。