それはとても晴れた日で。。。

未来なんていらないと想ってた、うつと戦う18歳のブログ。

チョコレート。

 

物語のバッドエンドが好きになれないように
苦味を好きになれない私
子供だねと笑う
そんなあなたがくれたチョコレート
優しい甘さが口にいっぱいに広がった
このまま時間が止まればいいのにとさえ思った
でもそんな願いとは裏腹に
チョコレートは溶けて消えてしまう
まるで
あなたが私の前から消えてしまうみたい
私と過ごした時間ごと
幸せとはそういうものよ
甘いまま溶けてしまう
あなたの記憶を引き連れ
確かな甘みを残しながら
甘いまま溶けてしまうというのは
なんだか
ずるくて
切ないな

 


チョコレートは溶けて消えてしまう
もっと味わっていたいのに
舌先に確かに残る甘み
それすらもすぐに去ってしまう
私はあなたのことを忘れたくないの
あなたの温もりも
この幸せも
全部 全部 全部
だから
今度は私が
あなたに甘いチョコレートを
渡してもいいですか?