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それはとても晴れた日で。。。

未来なんていらないと想ってた、うつと戦う17歳男子のブログ。

走馬灯。

詩、詩について

ある朝白い赤ん坊が

産声を上げて生まれたよ

僕はその子に拳銃を

握らせて静かに呟いた

「その銃で僕を打ち殺せ」

 

 

思えば僕は臆病で

逃げてばかりの毎日で

挑む勇気なんて僕になくて

とにかく世界が怖かった

 

 

そんな自分が大嫌いで

心もズタズタに傷ついて

気がつきゃ僕は海の底

溺れ死んでるはずだった

 

 

光なんて僕にとっては遠いもんだと思ってた

おぼろげな記憶の中

輝く記憶が僕を照らしてた

あの時の僕はヒーローで

自由で無垢で愚かだった

何も怖くなんてなかったさ

挑むことが毎日で

そんな自分に酔いしれて

他人の痛みも知らないで

はしゃぎまわって生きてきた

 

 

ああなんて寂しい日々

 

 

ねえ  僕があのとき笑ったとき

あの子は笑っていましたか

それがたった一つの幸せで

それが僕の全てだった

それなのに君は僕の前を

見えないまま  通り過ぎってった

僕の手はあなたに届かない

だって  沈んでしまったから

 

 

そんなわけで僕はきっと

あのとき死んでるはずだった

なのに僕は今もこうして

命からがら生きている

今じゃ逃げることしかできなくて

戦う気力もなくなって

海の底で光夢見ては今も必死に逃げ続けている

どうすれば僕は這い上がれる

答えは闇の底

 

 

ねえ  あのとき僕が死んでいたら

あなたは泣いてくれましたか

もしあなたが悲しんでも

そんな声僕には届かないよ

それだから僕は君のことを

大嫌いだと言ったんだ

そんなあなたが大嫌い

もう  意味もないさ

 

 

遙か海の底

絶望の中

逃げ続けたその道で

沢山のものを拾ったよ

だから僕はこうして生きてるんだ

大切なものに気づけたんだ

 

 

静かに浮かんでゆく

 

 

ねえ  僕は大切だったあなたのこと

あなたのことは忘れない

でももう僕はいらないんだよ

君のこと 君の笑顔

輝くものはきっと胸に

この胸にしまいこんだんだ

だから僕は生きてるんだよ

ねえ  ありがとう

 

 

ある朝白い赤ん坊が

産声を上げて生まれたよ

僕は生まれ変わるために

僕自身を殺さなきゃいけない

だからその子に拳銃を

握らせてそっと呟いた

 

 

「その銃で僕を打ち殺せ」