今日は曲も写真もなしでいきますね。
通院日だったんですけど、
先生が僕に話してくれたことがすごく印象に残ってて。
ここに書き記そうかなと思います。
自分の考えも含めて。
ダムの話をします。
うつっていうのは、
例えるなら、ダムの水が少なくなった状態なんです。
ちなみに元気な人のダムには水がたくさん溜まっている。
ダムの水が少なくなると、当然地面が見えてきますよね。
そこには、今まで沈んでしまっていて見えなかった、
色々な障害物が見えてくると思うんです。
大きな岩だったり、廃屋だったり、ゴミだったり。
きっと僕らはそれにぶち当たってる。
だからうまく進めない。
むしろ当然のことだと思うんです。
そんなものが見えてきて、立ちはだかってきて普通に進めるわけがない。
大きな岩を乗り越えなきゃいけないし、廃屋だって瓦礫を一生懸命どかしながら進まなきゃいけないし、ゴミをかわさなきゃいけないし。
悩むし、苦しいし、自分の嫌なところだっていっぱい見えてくる。
それってすごく大変なことだし、ツラいこと。
干上がった地面ばかり向いてしまう。
きっとそれがうつ。
でも、はっきりと言えることがある。
それって、悪いことばかりじゃない。
先生も話していたんだけど、僕は今まで干上がった地面を見ながら生きてきた。
見える景色はツラいものばかり。
このダムの水がいっぱいになればどれだけ楽に進めるか。
だけど、僕は今日先生と話して気づいたんだ。
僕の景色は大きな岩や廃屋やゴミだけじゃない。
先生は真実の光って例えていたけど、
僕ならこう例える。
宝石。
そう、地面ばかり見て進んでいたら、
いくつもの輝く宝石をいっぱい、そう、いっぱい見つけたんだ。
今まで気づかなかった、僕の大切な宝石。
ダムが干上がって、やっと見えた大切なもの。
僕の景色はツラいものだけじゃない。
僕の景色には、実は光も差し込んでいたんだ。
やっと気づくことができた。
うつになってやっと気づいた。
僕はたくさんの宝石に囲まれていたんだね。
ダムの水が干上がらなきゃ気がつかなかったよ。
だからこそ強く思うんだ。
今も正直苦しい。
学校だって行きたくないし、単位は危ないしパニックになるしうつになるしと障害物ばかり。
でも強く思う。
僕はうつになって本当に良かった。
たくさんの宝石見つけたり拾ったりしたから。
まだツラい部分があるけど、
僕はそれでも頑張っていくよ。
大切なものが見えたから。
そんなことを考えていると、
僕の干上がったダムに、少しだけ水が溜まった気がした。