うつになって気づいたこと。
それは笑うことだった。
一年前の僕は気付けなかった。
心から笑うことがどれだけ幸せか。
何も考えずに馬鹿笑いすることなんて当たり前だと思ってた。
そりゃあそうだ。
人生で一番楽しい時期だったから。
そんなこと考える暇なんてなかった。
ただ仲間達と毎日笑って笑って笑い合った。
そんな楽しい日々を送ってるような奴が気付けるわけがない。
笑うことが疲れるようになったのは高校に入ってから。
笑うことが疲れる理由。
それは本心から笑っていなかったから。
愛想笑いばかりの生活なんて疲れるだけだ。
でもそれが大人になってくってことなのかなあ。
僕のイメージだと大人って笑った仮面を付けてる生き物。
そんな感じ。
だからきっと大人って疲れっぱなしだと思う。
笑って笑って笑って笑う。
それなのになんで皆強く生きられるんだろう。
それができないのは、きっと僕がまだ弱いからなのか子供だからなのかわがままなのか。
でもきっと皆守るもののために笑ってんのかなって。
守るものを守っていればいつか心から笑える日が来るのかなって。
なんて少し背伸びをして考えてみた。
結局答えなんて出なかったけれど。
まあそんなもんなんだろうな生きてくってことは。
きっと失くすだけじゃないんだろうな。
少なくともそういう考えを持てれば救われるはず。
左腕の傷をさすりながら。
今日の夕方の出来事。